出産入院スケジュールの一般例

出産入院の一般的なスケジュールは以下のとおりです。ご出産日を含めて6日で退院していただく流れになります。
(ママと赤ちゃんの状態に応じてスケジュールが変更になる場合があります。)

出産日(当日)
ご出産おめでとうございます。
体調が落ち着き、排尿が確認できたら、お部屋へ戻っていただきます。
ご出産の約二時間後が目安です。
(後陣痛や傷の痛みが強くて寝付けないときは、遠慮なくお知らせ下さい)
1日目
授乳指導をいたします。
問題がなければ、母児同室で過ごしていただきます。
母乳栄養児に稀にみられる新生児出血性疾患(メレナ)を予防するため、赤ちゃんにビタミンK2シロップを服用させます。
経過がよければシャワーをお使いいただけます。
2日目
ママの貧血の検査を行います。
3日目
排便がないと子宮収縮の妨げとなってしまいます。
新鮮な果物や飲み物を十分摂るように心がけましょう。
(ご希望があれば赤ちゃんの耳の検査を行います。)
4日目
赤ちゃんをお風呂に入れる練習を行います。(沐浴指導といいます)
子宮の収縮状態の確認や全身の回復具合をチェックします。(退院診察といいます)
赤ちゃんの黄疸検査を行います。
5日目
赤ちゃんの先天代謝異常検査・黄疸検査を行います。
退院していただく時間は、原則として午前中です。当日の朝食までは標準で準備いたします。
ご家族のお迎え等の事情で午後のご退院を希望される場合も遠慮なくお申し出ください。

上記以外に入院中に行うこと

・小児科医師の診察
・母乳外来専門の方による母乳マッサージ

尚、沐浴指導は、都合により日程が変わることがあります。
帝王切開の場合は、体の回復時間がかかります。
自然分娩日程に更に6日、合計12日間程度入院していただきます。
回復の状況を確認しながら、上記の事項を行っていきます。

入院前に準備しておくもの

陣痛が起きる前に入院用で準備しておくといいものをご参考までに述べます。
早めに準備して、できるだけリラックスして出産に望んでください。

入院手続きに必要になるもの

入院手続き4点セット (母子健康手帳・健康保険証・診察券・印鑑)

入院中に必要になるもの

パジャマ前開きでワンピースタイプのものを用意しましょう。
授乳や悪露で汚れることもあるので最低2枚は必要です。
カーディガン夏場の場合、冷暖房対策用として用意しましょう。
ガウンよりカーディガンのほうがかさばらないし素早く羽織れて便利です。トイレの際も邪魔になりません。
肌着吸湿性のいい前開きのものを2~3枚用意しましょう。
授乳用ブラジャー片方ずつ開閉できる授乳専用のものか、フロントホックのものを2~3枚用意しましょう。
つけたまま休んでも楽なソフトタイプのものがおすすめです。
産褥ショーツ股下のクロッチ部分が開閉できる専用ショーツをできれば2~3枚用意しましょう。
母乳パッド母乳のもれをキャッチします。洗えるタイプと使い捨てタイプがあります。
タオル洗面などに使うフェイスタオルを2~3枚。
赤ちゃんをくるむのに便利なバスタオルも1~2枚。
スリッパ裏が滑らないタイプを選びましょう。
ルームシューズタイプは脱いだり履いたりするのが面倒なので避けましょう。
基礎化粧品 化粧水・乳液・リップクリーム・ハンドクリーム・メイク・ヘアケアグッズ・洗面器・つめ切り
使い捨てカイロ
寒い時期には便利です。腰が痛むときにも効果があります。