妊婦検診(4Dエコー)

お腹の赤ちゃんをスマホで

お腹の中の赤ちゃんを4Dエコーで撮影した映像をスマートフォンや携帯で観るシステムを熊本で最初に導入しました。
当院は、胎児の様子を超音波で診断する装置に、ドイツのシーメンス社製の最新鋭4Dエコー装置を導入しています。
この装置の機能を活用すると、胎児の様子を動画映像にできます。

お手持ちの携帯やスマートフォンやパソコンで撮影した、お腹の赤ちゃんの映像をご覧いただくことが可能です。

好きなときに、どこででもで見ることができます。また、ご主人やご両親やお知り合いに見ていただくのも容易です。

4Dエコーシステムで、お腹の中の赤ちゃんを当院で撮影した映像

わかりやすい説明

お腹の赤ちゃんの成長や妊婦さんの変化を、よりわかりやすく説明するために、診療支援システム「イブフォーマ」を導入しています。
絵やグラフを使って説明しますから、よく理解できます。

検診記録カードをファイルしていただくと、一冊のアルバムになります。
素敵な宝物にしていただければ幸いです。

各種産前検査

妊娠初期の検査

妊娠初期段階はいろいろな検査が必要です。
各種検査は妊婦外来時に適宜行っていきます。
具体的な内容についてのご質問は電話にてお問い合わせください。

貧血の有無についての検査

貧血とは赤血球や血色素の 量が少ない状態を言います。
ママにも胎児 の成長へも非常に大きな影響を及ぼします。
白血球数・赤血球数・血色素量・ヘマトクリット値を検査します。
ヘマトクリット値とは 血液中での赤血球の容積のことです。

出血に備える検査

血小板数を検査します。
血小板は出血した際の止血に関して大きな役割を担っています。
血小板が減少すれば、出血しやすくなり血は止まり難くなります。
止血し難い体質の場合は特別な処置が必要になる場合もあります。
その確認のための検査です

血液型検査

ABO式とRh式の検査を行います。
母と子の血液型が合わない場合を母子不適合と言います。
稀にですが、新生児黄疸や脳性小児麻痺をひきおこすことがあります。
また流産の原因になる事もあります。
特にRh(-)型のママの場合ではこの頻度が高くなってしまいます。
でも、母子不適合交換輸血や予防薬で防ぐ事ができます。

血糖検査

妊娠中毒症や糖尿病などの早期発見・予防のために血糖値を測定します。
血糖値が高すぎる場合も低すぎる場合も対処が必要になります。
必須の検査です。

HBs抗原検査

B型肝炎の検査です。
母体陽性は胎児への感染の危険があります。
でも、過度の心配は不要です。
ワクチンや薬(HBIG)により胎児への感染を予防する事ができます。

梅毒検査

妊婦が感染すると胎児にも感染してしまいます。
死産、流産、先天性梅毒、発育不良の原因になります。
でも、感染を早期に発見し治療すれば治る可能性が極めて高いです。

HIV検査

エイズ原因ウイルスの検査です。
エイズウイルスは性行為や輸血などから感染するだけでなく、胎盤や産道・母乳から母子感染することもあります。
赤ちゃんの為にも可能な限り早期発見と治療がとても大切です。
当院では御希望される方のみ検査を行っています。

新生児小児科検診

小児科の先生に往診に来て頂き、新生児小児科検診を行っています。
異常の早期発見と対処が赤ちゃんの健康を守ります。
新生児聴覚検査(自動ABR)を行っています。

母乳外来

当院は、母乳で赤ちゃんを育てたいママのための母乳外来に力を入れています。
母乳育児のメリットは数え切れないほどたくさんあります。

母乳だと赤ちゃんを連れた外出がとても楽

これは、母乳外来を経験されたママさんへのアンケートの答えです。
母乳で育てることのよさは、もうご存知ですよね。
私達医療従事者は、どうしても医学的な観点での母乳育児のよさに目がいきます。
医学的な面でのメリットに加えて、ママの負担の軽減、家計に優しい等の生活面でもいいことがたくさんありますよ。

母乳外来への院長の思い

一般的には、お産から1ヶ月が産科とママとの関係が密接な時期と言われています。
産後1ヶ月健診が無事に完了すると病院と出産されたママの関係は一区切りとなります。
そこからはママの自立した子育て期間のスタートです。
子育て中のママは、赤ちゃんのことでも御自身のことでも多くの疑問を抱えられます。
初産の場合は、初めての経験に戸惑い、不安な気持ちになってしまわれる方も・・・

私は、子育てが順調に軌道に乗るように1年でも2年でも応援したいと思っています。
ママの育児までサポートしたい思いから、開業直後から母乳外来を実施しています。育児相談も、親子関係が安定するまで続けます。
安心ですよ。

母乳外来はママと赤ちゃんの悩みを解消に導きます

「出産直後のママは授乳が上手くいくと心が落ち着かれます。」
当院で母乳外来を担当している右田先生の言葉です。
右田先生は、母乳と育児を専門にして助産師として30年超活動中です。
母乳育児が可能になるように、専門の知識や技能を1万人超のママや赤ちゃんと接してきた経験をもとに指導させていただきます。
当院では、ほぼ全てのママさんが母乳育児を確立されました。

母乳外来の内容

新米ママさんは、育児への疑問がいっぱい。

例えば・・・
赤ちゃんが上手におっぱいを吸えないけど、どうしたらいいの?
母乳の量は足りているの?
赤ちゃんの体重が減ってるけど、大丈夫かな?
ママさん御自身、胸が痛い等の悩みを抱えられるケースもあります。そんな様々な悩みや問題を解決していくのが母乳外来です。
当院の母乳外来では、主に以下のようなことを行います。

1)赤ちゃんの体重の確認
2)ママと赤ちゃんの状態確認と個別指導
3)ママの体のケア
4)ママの様々な質問への回答
5)育児に関する助言

ママと赤ちゃんの状態次第で母乳外来の内容は千差万別です。体重を確認して流れ作業的な指導という方式はとっておりません。
一般的なおっぱいマッサージとも、かなり質が違います。
患者様と赤ちゃんの状態を十分見極めながら、手厚く適切に母乳育児の確立をサポートしていきます。
坂本産婦人科クリニックで出産された方には、初回外来の無料券を進呈しております。
母乳外来の申込は予約制です。母乳外来は、毎週月曜日と木曜日に行っています。時間は 9時50分~12時20分です。
たくさんの方が受診を希望されていて、最近は玉名だけでなく、山鹿市、熊本市、荒尾市からのお問い合わせも増えております。
ですので、現在は予約制とさせていただいています。
クリニックの診療時間中に、お電話でご予約をお願い致します。

早期職場復帰でも母乳育児は可能です

産後、早い時期に職場に戻って働く予定です。それでも母乳育児できますか?との質問を受ける事があります。
産後、すぐ働くから母乳は無理という先入観を持つ必要もありません。
仕事を持っていても母乳育児を続けることは無理なくできます。

1)出勤前に十分搾乳して、乳房を空にしておくこと
2)おっぱいマッサージを欠かさず行うこと

これらが実行できれば、赤ちゃんに吸わせる時間が朝と夜だけだったとしても、母乳を続けることは可能です。
そうやって母乳育児を続けられている人も多数いらっしゃいます。
母乳の出がいいママであれば、余った母乳を冷凍保存しておき、昼間に赤ちゃんに飲ませることも出来ます。

他院で出産された方の母乳外来について

母乳外来診療時間 9:50 – 12:20 (月・木)
当院で出産された方 退院後初回 無料
2回目以降 ¥2,750
他院で出産された方 初診 ¥6,000
再診 ¥4,000

※要予約制 詳しくは電話にてご相談下さい

他院で出産された方についても、母乳外来を実施しています。
但し、以下の旨をご了承ください。

母乳外来は特に丹念に行っております。努力はしておりますが、限られた時間の中で数多くの方に受診していただくのが難しい面もあります。ご希望どうりの日程で実施できない場合もありえます。
方針としては、当院で出産された方を優先させていただいております。
出産された病院で一ヶ月検診を済ませた方に限ります。

産前産後サポート プレママのための母親学級

前期早産予防のDVD
栄養指導 : 体重管理について
帯の巻き方
Dr.の話し
妊娠初期・中期の注意
後期Ⅰ栄養指導・臍帯血バンクについて
Dr.による妊娠中の疾患について
入院物品の説明
後期Ⅱ
(14:00-16:00)
ソフロロジーについて
お産セットの説明
抱っこの仕方・オムツ交換・授乳の仕方
分娩室見学(出産体位の確認)
お部屋見学

マタニティビクス

マタニティビクスとは妊婦さんのための有酸素運動です。

出産に耐えうる体力をつけ、体調を整えるのに有効です。

最初は楽なストレッチから始めます。
次はウォーミングアップです。
そして軽いエアロビック
それから通常の妊婦さんのためのエアロビクスメニュー
このように、段階的に運動強度を徐々に上げていきます。
分娩に直接関係のある部位を運動によりアプローチしていきます。
各部位のエクササイズは、妊娠の経過に伴う不快な症状の軽減にも有効です。
勿論、その日の妊婦さんの体調に合わせて指導しますよ。

マタニティビクスで期待できる効果

全身持久力がつきます。
腰背痛を和らげるます。
腹筋の使いかたがマスターできます。
赤ちゃんを生み出す力がつきます。
乳腺を刺激する運動で、母乳の分泌を促します。
骨盤低筋群のトレーニングで、会陰裂傷や排尿障害を予防します。
体重コントロールができます。

プレママにもママにも良い影響をもたらす安全で効果的な健康法です

マタニティビクスは、プレママにもママにも良い影響をもたらす安全で効果的な健康法です。
出産後のママの体を妊娠前の状態に近づけるのにも有効です。

毎週火曜日の10:00~12:00に行っています。
会場はクリニックの専用ルームです。
見学も受け付けています。見学の希望や申込みは、受診時に受付にて参加希望を申し出てください。